パルス発振ファイバレーザマーカ(FAYbレーザ)Fiber Amplified Ytterbium
光通信分野においては、ファイバ内で光を増幅しながら伝達していくという「ファイバレーザ技術」がすでに応用されています。これは発振部をコンパクトにでき、効率良くエネルギー交換ができるという利点があります。
しかし、実際に通信分野で使われているファイバレーザは、CW(Continuous Wave=連続波)であり、この技術の流用では金属への印字や樹脂への発色印字が出来ません。これらを実現するために1.06um波長のレーザ光を高エネルギーパルス波で対象物に照射することが必要となります。
SUNXはファイバ内でレーザ光を励起・増幅しパルス発振させるというレーザマーカを生み出しました。
それがFAYbレーザです。
FAYb(ファイ)レーザの発振原理・構造
発振媒体となるイッテルビウムをガラスファイバに添加。ファイバ内を低出力LDの光が通過するだけでレーザを増幅させるシンプルな構造。固体レーザで必要となる、高出力LD(光源)や、共振ミラー、冷却装置が不要なので、発振器がコンパクト。また、一般的に高出力LD、結晶を用いる固体レーザは温度をシビアにコントロールする必要があるのに比べ、ファイバレーザは放熱性に優れ、電子冷却を使用せず、空冷ファンのみの完全空冷を実現します。
■FAYbレーザ

微弱なパルスレーザがファイバを通過する過程で低出力LDの光を吸収して増幅。
■固体レーザ(一般的な構造例)

結晶に高出力LDを照射し、発振されたレーザを左右のミラーで往復反射して増幅。
長寿命で高い信頼性
LDには高い信頼性と耐久性を誇るInGaAs(インジウムガリウムヒ素)を採用。さらにLDは印字中にのみ点灯するため、熱負荷が少なく、きわめて長い寿命を実現します。
高効率により省エネルギー
イッテルビウム添加のファイバ内でレーザを増幅するため、約50%の光ー光変換効率を実現。
消費電力390VA以下※(AC100V時)で、CO2排出量削減に貢献します。
※LP-V / Zシリーズ
アライメント調整不要
FAYb方式は光学ミラーを持たない発振方式なので振動などを原因とする光軸ズレがありません。
設置や移動の際にも、専門のエンジニアによる調整作業が不要です。